うおの目・たこセミナーの御案内

1. 魚の目・たことは・・(2001.1.23より連載中)
ダイナゲイト・フットラボでは、足のタコ(胝胼)や魚の目(鶏眼)にお悩みの方から多数ご相談を受けます。何年もタコを削っていたり、魚の目を薬剤で柔らかくして取れるのを待っていたり、靴にクッション性のある中敷を入れたりと、さまざまな手段を講じています。しかし、タコや魚の目は、またすぐにできてしまいます。なぜなら、それらは根本的な改善策ではないからです。

1.タコや魚の目はなぜできる
 一般的には、長期間にわたる外的な刺激が原因と言われています。つまり、外からの圧迫や摩擦が繰り返されることで、その部位の皮膚の角質が増殖してできたものが、タコや魚の目です。局部の皮膚が起こす防御反応です。
タコは堅くなったところの境界線がはっきりせず、魚の目はタコよりも小さく境界線がはっきりしています。以下に原因を記します。

 ・過剰な荷重(外から加わる圧力による刺激)
 ・過剰な剪断力(皮下の組織を断ち切るような外から加わる力による刺激)
 ・足の形態異常(扁平足、外反母趾など)
 ・血行障害(冷え症など)

2.タコや魚の目はどこにできる
 通常、人が歩くとき、足の裏にかかる重さ(荷重)は、かかとからゆびのつけ根、ゆび(特に親ゆび)へとスムーズに移行します。かかとへの荷重が最も大きく、次いでゆびのつけ根、そしてゆびの順です。ゆびの中では、母趾(親ゆび)への荷重は、他の4本のゆびへの荷重の総和の2倍よりも大きいと言われています。また、正常な足の裏における荷重の中心(専門的には足圧中心と呼びます)は、かかとの外側から足裏の中央、母趾のつけ根、そして母趾の先端へと移行します。

こうした歩行運動からも、タコや魚の目ができやすい部位は、かかと、ゆびのつけ根、ゆびということになります。

続きは、7月の最初のニュースで掲載します。
次回は『[3]外反母趾、扁平足、甲高の人の場合』です。お楽しみに


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